バツイチでミニマリストなフミのブログ

ミニマリストを目指す熊本在住バツイチ男の日常

親権譲渡という言葉で元嫁に振り回された2年間

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こんにちは!フミです! 

 

2019年は親権譲渡という言葉で元嫁に振り回された2年間に終止符が打たれたのでツラツラと書いていこうと思います。

少し長くなってしまうので興味のある方だけお読みくださいm(__)m

 

 

そもそも父親は親権を得る事が出来るのか?

まずは、離婚に伴い僕が親権者になれなかった経緯です。

僕達元夫婦は家庭裁判所で調停を行い親権を争ったのですが、父親が乳幼児期の子供の親権者になれるか否かは、結論から言うと「母親次第」です。

母親が「父親に親権を渡したい」と言えば父親が親権者になれますし、母親が「父親に親権を渡したくない」と言えば父親は親権者になれません。

母親が「親権者になりたくない」と言っても国が強制的に母親を親権者に出来ないし、完全に母親の一存で決定します。

日本という国は父親に「お母さんが親権者になりたいって言ってるんだからならせてあげましょう」か「お母さんが親権者になりたくないって言ってるからお父さんがなってください」の2択しか与えてくれません。

なので、父親には何の権限もありません。

これは以前の記事でも話しましたが、日本で父親が乳幼児の親権者になるのは、ほぼ不可能という事です。

  

sgfumi.hatenablog.com

 

家庭裁判所で親権者を決める際、調停員が立会人になり親権者を決めるのですが、調停員は過去の前例を元に話を進めて行きます。

なので、既に決まっているレールの上でしか話を進めようとしません。

日本の前例では母親が親権者になるパターンが多いので自然と母親が親権者になります。

前例を覆すような決断は調停員には出来ないし、出来ても調停員の仕事や責任が増えるからしたくないのです。

誰だって自分の仕事が増えるのは嫌ですよね!?

 

母親が薬物依存者くらいヤバイ状況じゃないと親権は母親の物です。

 

なぜ親権譲渡の手続き(調停)をする事になったのか?

上記の内容を踏まえて、なぜ親権譲渡の手続きをする事になったのかお話ししていきます。

 

ある日、元嫁から「私が親権を渡したいと言ったらどうする?」という唐突なLINEが送られてきました。

僕は離婚する時にも親権を争いましたし、離婚してからもずっと親権が欲しいと思っていましたが、家庭裁判所で調停を行った際に現在の日本では父親が親権を取れない事が分かったので親権者になる事を諦めていました。

 

離婚して3年程経過しており、お互いに新しい彼氏や彼女もいる状況だったので、もしかすると元嫁が現在付き合ってる人と結婚したくなったのかな?と思っていました。

結果はビンゴ!で新しい彼氏との間に子供を身ごもってしまい、前の夫(僕)との子供がいると色々と不都合があるので、子供を引き取って欲しいとの事でした。

不都合というのは、現在付き合っている彼氏が前の夫(僕)の子供の事を「受け入れられない」と言っている事と、それに伴い僕の子供も現在付き合っている彼氏の事を「嫌い」だと言っている事が原因です。

簡単に言うと「前の夫(僕)との子供が邪魔になった」と言う事です。

 

最初は親権譲渡の手続きを行わないで、子供を引き取って育てて欲しいと言われたのですが、今までの経緯や親権者しか判断や決断出来ない事(子供の命に関わるような決断)が起こった時にいちいち親権者の許可を取るのも大変なので、親権譲渡の手続きはちゃんと行って子供を引き取りたい旨を伝えました。

しかし、親権譲渡の手続きは行われずに数ヶ月ほど経ち元嫁は新しい子供を出産してしまいました。

 

もう、新しい彼氏との子供を出産したので今後どうするのかを確認したら、新しい彼氏が前の夫(僕)との子供を受け入れられないと言っているので、新しい彼氏とは結婚せずに、新しく生まれてきた子供には父親がいない状態で「1人で2人の子供を育てる」と決心したとの事でした。

僕や子供を振り回すだけ振り回して、結局は自分の幸せだけを考えた結論を出して終わりました。

僕の子供もそうですが、新しく生まれてきた子供の父親を奪う事になるので、新しく生まれてきた子供も可哀想ですね・・・結果的に2人の子供の父親を子供から奪った形になります。

 

それから1年が経ち、また「やっぱり親権を渡したいと思ってる」という唐突なLINEが送られてきました。

これは以前にも経験した事があったので、前回と同じ内容で返信すると「今回は本気で渡したいと考えている」との事。

前回は本気じゃなかったのか?などのツッコミどころは満載ですが、親権は欲しいので話に付き合う事にしました。

 

2回目の親権譲渡の申出に際し、僕から元嫁に出した条件はシンプルで

家庭裁判所で親権譲渡の手続きをしてくれたら親権譲渡の手続きが完了次第、子供を引き取ります」と伝えました。

 

すると、前回同様に親権譲渡の手続きは行いたくないと言ってきたので「それではこちらで子供を育てる事は出来ません」と言うと「考えさせてください」との事でした。

 

そうやって何の進展もないまま僕の子供は6歳になり次の4月には小学校に入学する歳になりました。

なので僕は決断材料として

・親権譲渡の手続きは子供が小学生になる前までにお願いします。

・小学生になる前までに手続きが出来ないのであれば親権はそのままでお願いします。

と、提案すると「考えさせてください」との事でした。

何を考える事があるのか分かりませんが、日本に住んでいる以上、親権者である母親が親権を渡すか渡さないか決めて貰えないと、父親側のこちらがどうする事も出来ません。

 

それから数ヶ月が経ち何の進展もなかったので「そちらで親権譲渡の手続きが出来ないのであればこちらから申したてましょうか?」と提案すると「お願いします」との事でした。

調停や裁判は申したてた方の相手方の管轄裁判所で行う事になっているので県外の管轄裁判所に行くのが小さな子供もいるので面倒だったそうです。

それに僕が「親権者側から調停を申し立て下さい」とお願いしていた理由は、親権者から親権譲渡の申し立てをした方が親権譲渡の手続きがスムーズに行くと思ったからです。

実際には「双方の同意が取れていればどちらが申し立てをしても問題ない」そうです。

調停員は話を聞いて書類を作成するだけなので余計な事は何も言わないし考えません。

 

そして、親権譲渡調停の当日に事件は起こりました。

 

成立しなかった親権譲渡

上記の様な内容で進めてきた親権譲渡の手続きでしたが、結果的に言うと親権譲渡は成立しませんでした。

それでは、なぜ双方同意の上で行われた調停で親権譲渡の手続きが行われなかったのかをお話しします。

 

結論から言うと親権譲渡の調停当日に元嫁が「親権を渡したくない」と言ったからです。

正確に言うと「親権を渡すか迷っている」と訳の分からない事を言い出し、今回の調停の意味を完全に無駄にしました。

僕は離婚の時に親権を奪われて、父親が親権を取れない事は分かっていたので、そもそも元嫁と親権を争う気もありませんでしたし、今回の親権譲渡の調停は元嫁から「親権を渡したい」と言ってきたので、その手続きに僕が付き合ってあげているだけです。

親権者になれたら嬉しいですが、そもそも親権を争う気は無いのです。

 

元嫁の意味不明発言の後に、調停員から「このまま調停を続けますか?」と聞かれましたが、向こうが渡したいと言ったから親権譲渡の手続きの為の調停を申し立てただけなのに、「このまま調停を続けますか?」と聞かれても僕には続ける意味がありません。

母親が「親権を父親に渡す」と言わないと、父親は親権を得る事が出来ないのだから・・・

調停員も今回は楽な仕事だと思っていただろうに・・・結局、また元嫁以外の全ての人間が振り回されただけで終わりました。

 

子供の気持ちを無視した自分勝手な行動が許される日本

この調停に至るまで、元嫁は子供に「パパとママどっちと住みたい?」と質問してみたり、子供の気持ちをなんだと思ってるんですかね?

まだ小さい子供がそんな事を決めれる訳がないのに、ただ自分の気持ちを落ち着かせる為なのか「ママと住みたい」って言ってくれると思っていたのか分かりませんが、その質問に対する子供の答えは「どっちでもいい」でした。

その答えが不服だったのか、「パパと住んでもいいの?」と聞くと「いいよ」と言われ、「ママと妹と保育園のお友達とも会えなくなるよ」との問いかけにも「いいよ」と言われていました。

僕の子供は男の子なので気持ちは何となく分かるのですが、多分面倒臭かったんでしょうね。

 

中立の立場の調停員にはどうする事も出来ないのか? 

ここまでの話を聞いて、せっかく調停員が間に入るのに、調停員が中立の立場で最適な親権者を決める事が出来ないのか?と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、上記でも話したように調停員は仕事をする上で自分の事しか考えていないので、面倒な事はしたくないのです。

誰だって仕事が増えるのは嫌ですし、責任が増えるのは嫌です。

与えられた仕事を与えられたように進めていくだけです。

 

元嫁が「親権を渡したくない」と言った時に調停員も「ん?」って思ったはずです。

その後で、僕と元嫁の話をお互いから聞いて「何が正しいのか?」「どうすることが子供にとって一番なのか?」を自分の中で考え自分なりにどうした方がいいか答えが出ていたはずですが、結局調停員はそれを口に出し、状況を変える事は出来ませんでした。

何度も言いますが、調停員も人間です。

誰だって仕事が増えるのは嫌ですし、責任が増えるのは嫌です。

与えられた仕事を与えられたように進めていくだけです。

 

親権者を決めるのは結局「母親」です。

 

親なら子供の事を一番に考えるべき

一度手にした親権を「手放したい」と言ったり、「やっぱり手放したくない」といったり、子供に父親と母親のどちらと暮らしたいか聞いてみたり、子供が「父親と暮らしてもいい」と言ってるのにやっぱり母親と暮らす事を継続させたり、自分がどれだけ身勝手な事を言っているのか分かっていないというか、子供の存在や親権を軽く見ているとしか思えないです。

僕の子供もそうですが、親の身勝手な決断により生まれる前から片親になってしまった子供も可哀想です。

※ここで言う片親とは子供の気持ちや将来を考えず自分達の身勝手で子供達を片親にしてしまった大人達の間に生まれてきた子供達の事です。

 

親も人間なので自分の幸せを考える気持ちも分かりますが、まずは子供の為に何が出来るのかを考え、子供の為に最善を尽くした後で自分の幸せを考えるべきです。

自分達の勝手で人の親になったのに、やるべき事を後回しにし、自分の私利私欲を満たし、幸せになりと思うのは本当に正しい事でしょうか?

自分にも自分の人生があるのは分かりますが、それなら無責任に子供を産まない事です。

子供を産んでしまったのなら優先順位を考えて行動して欲しいものです。

 

子供がいるのに離婚した親達(僕も含む)に捧ぐ

 

sgfumi.hatenablog.com

 

以上